2014年06月17日
伽羅(8)
<「伽羅」(8)> 記 中尾彰秀 詩人・ピアニスト・ヒーラー
世界を至福にする百の詩集(94)
「伽羅」(8) 書肆るふらん 2013年 定価1000円+税
詩・小説・エッセイ他を載せる詩誌。
<暫らくは山に置きたり春の月> 前田江馬 「初蛙」
「風よ 知らせて」 水口洋治
<おまえの手をおぼえている風が 今夜も僕のところに来て 耳打ちする
おまえの髪をおぼえている風が 今夜も僕のところに来て くちびるをおおう
僕は胸いっぱいに 風を孕み 遠い夕日のかおりで 心をしたたらせて・・・・・・
僕の心はリンリンとなっていると 風よ 知らせて
僕の手は くらやみに ひそかにぬれていると 風よ 知らせて>
「星」 中田智子
<物干しざおに シャツを干す のばした手の間から 星が見える 空一面の星が
私にまばたきをする 私は地球からまばたきをする>
ホームページあり-----「伽羅 文芸」
世界を至福にする百の詩集(94)
「伽羅」(8) 書肆るふらん 2013年 定価1000円+税
詩・小説・エッセイ他を載せる詩誌。
<暫らくは山に置きたり春の月> 前田江馬 「初蛙」
「風よ 知らせて」 水口洋治
<おまえの手をおぼえている風が 今夜も僕のところに来て 耳打ちする
おまえの髪をおぼえている風が 今夜も僕のところに来て くちびるをおおう
僕は胸いっぱいに 風を孕み 遠い夕日のかおりで 心をしたたらせて・・・・・・
僕の心はリンリンとなっていると 風よ 知らせて
僕の手は くらやみに ひそかにぬれていると 風よ 知らせて>
「星」 中田智子
<物干しざおに シャツを干す のばした手の間から 星が見える 空一面の星が
私にまばたきをする 私は地球からまばたきをする>
ホームページあり-----「伽羅 文芸」
Posted by nakao at 17:19│Comments(0)