2014年07月10日

傾いた心

<傾いた心> 記 中尾彰秀              詩人・ピアニスト・ヒーラー

 情報も心も
 常にとある部分に偏っている
 それは古今東西
 ジャンルを超えて等しい
 
 邪悪を隠すがごとく
 放射能や国民の苦しみを
 隠ぺいするのはいかん

 地球にせよ
 出来た時の衝撃で
 地軸が傾いている

 日本語では
 立派に「傾向」という

 傾いていても
 恥でも何でもない
 真実は常に傾いているのだ
 大仏殿の屋根の傾斜と同じく

 EPPは
 奥深き魂の傾向

     「三斜参り」

<傾きの角度は教える
 斜によって初めて
 きっぱりと
 青空の懐に抱かれていること
 無数の鳥の目撃として>  (ピサの斜塔)

<神のみぞ知る斜の理由
 今ほど
 弾力やひねりを要する時代はない
 前に歩いてそのまま
 元の位置に還る初夢>  (地球)

<感謝一杯地に還る哲学
 お----------------い大仏さん
 古今東西等しき黄金の旋律背負いて
 端から端まで鍵盤を疾走する
 それからゆっくり仰向けに>  (大屋根)

 中尾彰秀第27詩集「月の雫をワイングラスで飲めば」
 2012年 竹林館 定価2000円+税 27篇 84ページ

 (購入法) 竹林館もしくは郵便振替 森羅通信の会 
             00940-4-29604 定価+送料なし
               

 

 



Posted by nakao at 16:05│Comments(0)
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