2014年07月11日

うたかたの日々よ

<うたかたの日々よ> 記 中尾彰秀              詩人・ピアニスト・ヒーラー
 
 地球を至福にする百の詩集(2)

 「明日の詩の目覚めに」 河本澄一詩集 2014年 竹林館 1500円+税

      「過ぎ逝く日々」

<うたかたの日々よ いずれ 地球も銀河系も消滅する
 ただ 出来事のどれもこれも それぞれが いじらしくも
 永遠を願っている

 今朝足先で はじいてしまった石ころ それも私の 
 いとしい出会いのひとつ ごめんねと 言ってあげなくて ごめんね

 君は痛いとも言わなかったけれど 君も私も この日 この世に
 在らしめられて在る 同じ存在者 出会ったもの同士 某かの言葉を
 かけ合いたい

 今日そして明日も 私は 私を通って私自身に逢っている
 やがて 記憶も霧散して やがて 私も消えて行くにしても
 うたかたの日々は 優しく出迎えて すべて感謝で見送りたい>

       詩人は既に故人となられた。
       彼の詩篇は、詩人岩井洋氏によって
       選出編集された。
       ここに敬意と感謝をもって
       掲載いたします。

       肉体は消えても
       消えはしない
       永遠の生命の環
       それにしても
       哀愁は深く。

 



Posted by nakao at 16:47│Comments(0)
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