2014年07月14日

薬師川虹一詩写真集

<薬師川虹一詩写真集> 記 中尾彰秀               詩人・ピアニスト・ヒーラー

 地球を至福にする百の詩集(4)

 「石佛と生きる」 薬師川虹一詩写真集 宮帯出版社 2014年 2778円+税 37の写真と37の詩

       「石佛に向かう」「石佛に語る」「石佛と語る」に引き継いで
       第4冊目の詩写真シリーズ。
       驚くべきは、明らかに詩も写真も進化を遂げていること。
       当初あっさりとしていた詩風が、ねちこさに拍車をかけ
       味わいを深めた。写真は、無駄をなくしポイントのみを写す
       達人に。そして被写体である石佛の選び方は凄みを持ち。
       行くだけで恐ろしい暗闇で写し続けるとは、余程ちゃんと
       浄霊しておかないと危険である。浄霊のポイントは自らの
       エネルギーの高さである。そして、浄霊の専門家も世の中
       にはある。

       そもそも名は体を表す。字(形)は中身を現す。
       意念あるない関わらず、バカ者めバカ者めとばかり言えば
       本当に人を馬鹿にしてしまったり。感謝感謝と言えば、本当に
       有り難いことが起こる。「トイレの神様」の歌も、同じ波動の法則。
       
       樂とは、木の上に白い妖精が飛翔し、草を利用して薬となる。
       虫が工作している虹。初めてのことを成し遂げる一(はじめ)ちゃん。
       名は体に出る、恐るべし詩人、薬師川虹一!!

        「一畑薬師」 (島根県 一畑薬師)

<出雲の国は不思議の国 大きな十六羅漢像の並ぶ後ろには ゆうに五十メートル 
 はあろうかと思われる 八万四千体仏堂が広がっている そこに間違いなく 八万
 四千体という膨大な佛たちが 静かに並んでいる お一人お一人は一尺ばかりの
 小柄な立ち姿の佛だが 整然と何列にも押し並んでいる様子は なんとも迫力が
 ある 小柄な佛であるだけに一層 無言の佛の集団が放つ 無重力の力が 無限の
 重みを持って のしかかってくる 押しつぶされそうな恐怖の中で 何かが氷解してゆ
 く これはお一人の姿のはず 啓示は常に突然だ。>




Posted by nakao at 18:25│Comments(0)
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