2014年09月19日

紀伊大王-----新かな神話-----

<紀伊大王-----新かな神話-----> 詩 中尾彰秀         詩人・ピアニスト・ヒーラー

 ありがとう
 紀伊大王は
 「紀伊大王」という
 素敵な名称に感謝

 緑生い茂り
 無数の鳥や蝶や虫たちの
 拠り所であった時代
 以前の地上の暮らしを
 決して忘れることはない

 瞬間に永遠はあり
 永遠に瞬間はある
 瞬間と永遠は
 同じことを言っている
 1500年の何と短きこと

 1500年土中の暮らしは
 七色に輝く水の流れを上に
 地球と一体になって
 土を呼吸する
 土の中にある無数の星に
 何度慰められたか
 温く冷たい冷たく温い
 またたく星はまたたくごとに
 何か思い出して泣いたり笑ったり
 暗号のままの言葉は
 宇宙語のマントはおって
 時に呪文として踊り
 存在するという哀しみは
 喜怒哀楽に固定させてはいけない
 歓喜だ
 本当のリズムだ
 脳髄貫く旋律だ
 生も死も一つの環になって
 永遠の流れに乗りながら

 物的欲望に駆り立てられ
 動く人間よ
 不要な破壊と
 破壊を前提にした構築は
 もうやめよ
 この静けさ地球の静けさ
 源に還り宇宙一体となり
 世界を和するのは今

 2011年3月11日
 地球規模の振動は
 私を動かし
 地上に出よと
 私を動かし
 使命を持って私はここにやって来た
 さあ 新たな神話が
 始まるのだ



Posted by nakao at 17:51│Comments(0)
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