2014年10月06日

ある落差

<ある落差> 詩 中尾彰秀                 詩人・ピアニスト・ヒーラー

 ひた走っているのに
 ゆっくりと居眠りしている
 この落差はいったい何

 電車に乗って座している

 この当たり前を拒否できないが
 少しは疑問視しても
 良いのではないか

 少し焦り気味に今横顔覗かせた
 まだ見ぬ未来へ素走りする
 古代の風のすすり泣きや
 やむなくとある星に置き去りにした
 もう一つの身体の体臭の名残惜しさ
 地球大変動の時差により生じた
 狭間に住む黒鳥の懐かしいハミング
 そして何よりも
 一瞬も永遠も笑顔で手中にする
 仏の掌の暖かさ
 それら全てを理解するために
 



Posted by nakao at 17:25│Comments(0)
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