2014年11月06日

過ぎると足らず

<過ぎると足らず> 詩 中尾彰秀               詩人・ピアニスト・ヒーラー

 寝室への家の階段
 数など数えたことはない
 夜電気をケチって
 つらつら薄闇を上る

 時たま
 一歩多くて
 宙を踏む
 この無重力感は
 得も知れぬ宇宙の第一歩
 あるいは処女航海
 まだ手を付けてない
 何かをしてみたら
 天使の声

 時たま
 一歩足らず
 爪先を打つ
 深夜の小太鼓は
 タヌキのぽんぽこ
 森の平和会議
 既にやった何かの
 反省を促す

 私はしかしその
 何れでもない
 在ると無いの狭間
 源
 地球を覆う 
 神の衣のごとき
 無限の静けさが
 森羅万象となる
 超科学的芸術現象に浸る



Posted by nakao at 17:24│Comments(0)
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