2015年02月19日

現代世界アジア詩集

<現代世界アジア詩集> 水崎野里子編訳 土曜美術社 2010年 1400円+税

    地球を至福にする百の詩集(26)

  それぞれ国のあり方も各人の個性主張も違うものが、アンソロジーを接点に
  結び付いた。編訳の水崎野里子氏に敬服。なお日本人では、有馬敲氏が、
  「広島のクスノキ」を載せておられる。

  アジアどころか世界は一つである。一つの地球上に多々同時存在している
  から、明らかに世界は一つたった一つ。地球の支配者だと勘違いして、人間
  は最大の愚かな謎をこの地球にこしらえた。戦争。誰しもが平和を好み平和を
  愛しているのに、いまだに戦争しているという最大の愚かな謎。謎解き上手が
  五万と居ても机上のダジャレ。戦争がなくならない限り、解けた事にならない謎。

  内なる宇宙や魂の解毒波動癒し力は、もちろん今もいつもありあるにせよ。

  一例として、インドよりの、プリーティ・セングブタ氏の詩篇「鳥たち」

      <空は広い すべてを抱く 可愛い小鳥も 肉食鳥も 
       長生き鳥も 束の間の命も 彼らの季節の道を行く
       木々はかよわい者を護り 湖では 元気な鳥が巣を造る
       たくさんの鳥たち 彼らはそれぞれの種類を持つ すべての
       名前を知っている それは確かなこと 彼らはそろぞれを
       見分けることができる どの集団も 同じではなく 同じ鳥は
       二つとしてない それならば 外皮と 親から遺伝の羽は
       どうなの? 一羽一羽が異なっているなら 個性を持った一羽
       の鳥なら この論議は何? そしてね 誰が 同じ羽の鳥?>



Posted by nakao at 18:22│Comments(0)
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