2015年04月16日

寝返り

<寝返り> 詩 中尾彰秀              詩人・ピアニスト・ヒーラー

 寝返りというもの
 何回打ったのだろう
 ベッドから落ちかけている布団
 そう言えば
 崖から落ちて
 空を飛ぶ夢を見た

 それにしてもなぜ
 打つと言うのか
 廻ってから布団で手を打つからか
 打つや否や
 陰と陽入れ替わり
 案外鈴やかな
 意識の高低
 宇宙の川の流れ
 戦国時代なら
 敵と味方が入れ替わる

 地に合わさる生き様も
 天に合わさる生き様も
 腐敗する世を直す前に
 日々の一瞬で永遠の輝きに
 背筋伸ばし改まりつつ
 頭の方角は変わらない



Posted by nakao at 16:43│Comments(0)
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