2015年05月11日

銀河詩手帖270

<銀河詩手帖270> 記 中尾彰秀              詩人・ピアニスト・ヒーラー

 地球を至福にする百の詩集(41)

 「銀河詩手帖270」 2015年  銀河書房 800円

      詩を書かずして
      詩を書くとは
      生き方が詩であること
      詩とは言葉なりと
      思い込んでいる人は
      認識不足
      
      体験の深き理解が
      詩を作る
      体験は宇宙より
      降ってくる奇跡
      毎日ある奇跡に

      「飛来するもの」   近藤摩耶

      <二センチぐらいの 金のフォークを拾う 環がついて
       ペンダントヘッドかイヤリングか 精緻なきらめき
       握ると幸福感が寄せてくる どこかの人よ 哀しまないで
       新しい持ち主の私が 大切に守るから 棚のすみに
       ブローチがはみ出ている 銀の枝に桃色 紫 水色 赤
       宝石のカット 小学校の卒業式のとき 買ってもらった   
       初めての本格的な装飾品 コサージュのように スーツの
       襟に付ける 大人になって ショールをとった拍子に 
       一瞬で無くし ずっと探していた 計り知れない 時間と
       距離を飛んで 帰って来てくれたのだ ようこそここへ>



Posted by nakao at 18:41│Comments(0)
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