2015年05月13日

Messier45

<Messier45> 記 中尾彰秀             詩人・ピアニスト・ヒーラー

 地球を至福にする百の詩集(42)

 「Messier」45号  2015年 発行 香山雅代  非売品

      詩としては読みにくい
      しかし、鋭く深くマジに説明し本質を得た詩
      能狂言、舞の形態に終始する。
      その徹底振りはすごいものがある。
      たぶん一つや二つは活字化出来ぬ古語が
      この詩篇にはある。お許しを。

      (承前)
      「雁の使い」より

      松毬
      (1)
      少女胚胎       香山雅代

      <少女は 書かない
      大いなる沈黙のなか
      ことばのなかで であう
      眠りのうちに 在る
      
      揺らぐ 水面に 三千丈の黒髪を 〇かせている時空
      六十兆個ヒトDNAの領巾 竜宮の乙姫の元結の切端が絡まる
      深海の泡沫     沈黙の野に 〇るように咲き乱れる青い花
      古代の影を宿す大樹の切株 点滅し始める幾星霜 霧の涯

      蟻の歩みかと みまがわれる楽譜の出現 作曲者 高田三郎直筆
      (書き下ろし) 「イザヤの予言」が甦り 点滅をはじめ 信者でない者
      (わたし)の声も 混じって 聴こえる

      マリア大聖堂に 満ちる 祈りのことば 語るように 歌うように
      地を 這うような呟き 典礼の 息吹 五臓六腑の 気息

      祈りの 共時態にいる 少女 何故に 少女 わたしは 書かない

      唐突に 顕われる 輪郭をもたない 大いなるもの
      想像力の 胚胎 少女胚胎

      Longleaf pint 大王松の原木 その松毬が転がり出ようとする
      音域にいる
      乾いた 大いなる眠りのなか 内胞する刻を 潜め
      母の胎内に 在って 鳴動する 風の 髄に 心音を 奏でる

      夜が 明ける>



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