2009年08月10日

マンモス

<<< マンモス >>>      中尾彰秀詩集「うちゅういち」  竹林館 800円+税

      
         マンモスの後追う雪の真直ぐ道


 日本列島にも、マンモスの化石が発見された。私は雪で苦労したことのない、和歌山人ですが
この句のリアリティは、ますます増大。不思議にも覚えている、この句を思いついたのは2000年の
頃の正月、鳥羽の某旅館であること。雪が降った訳ではありません。伊勢神宮の長い徒歩道が、
身に染みたのでしょうか。遠くに在る何かすごいもののイメージ。テクテクテク---------。
 この日に、もう一句作ったのがこれ。
                         冬の不死求めしばらく蛇口開け
 
 科学的には、「不死」は「不凍」ですが、飛躍するのが、俳句であろうと詩であろうと、醍醐味なの
です。ちなみに、俳句界と詩界は、あいいれない様ですが、私の場合、詩の中に俳句はあります。
「うちゅういち」と言う詩集に50句セットにした句集「うちゅういち」を入れているのです。本体として
「如立する猫」「芙蓉」「天狗」「蟻の越境」「走る水」「セレモニーピアノ」他、25篇の詩と一緒に。

      < うちゅういち >    中尾彰秀詩集

(購入法) 郵便振替 森羅通信の会  00940-4-29604 定価800円+送料200円




Posted by nakao at 14:52│Comments(0)芸術
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