2009年08月14日

至福とは

<<< 至福とは >>>    短歌 中尾彰秀  詩人・ピアニスト
                    詩集<呼吸のソムリエ>(竹林館、3000円)より

       至福とは呑まれること
             秋夕月鳴り止まぬもの
                  皆持ちながら

 私にせよ、遠いかつて「意識するがゆえ我あり」と言う、西欧の考えの系列にハマった。
しかし、我々は、深いところでは、意識によって生きているのではありません。大自然の大
きな大きな、同時に小さくもありますが、エネルギーに包まれ「呑まれて」生きているので
す。それに気付くと、肩の力が抜け、ストレス解消にもなり、至福がやって来ます。経済や
出世や物的なものに左右されない、決して鳴り止まぬやさしく温かいものを、皆が持ってい
るのです。秋の月は、何でもすっぽり入るほど大きくて。

       中尾彰秀詩集<呼吸のソムリエ>
(購入法) 郵便振替 森羅通信の会  00940-4-29604(おお供養を世に苦労多し)
                        定価3000円+送料200円



Posted by nakao at 12:03│Comments(0)芸術
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