2009年08月28日

発声・朗読

<<< 発声・朗読 >>>   記・中尾彰秀   詩人・ピアニスト

 詩は、書に記された言の葉。いかな名詩でも、実は、文書言葉は半死半生なのです。木の葉
が、風を受け光を受け、舞うを切望する様に、詩語は発声されるのを、待ちに待っている。上手下
手は、二の次三の次。どこやらの上手な朗読を、真似てはいけません。魂の「た」の字も、入って
いないでしょう、やたら上手で上品なのは。作者自身の、血も涙も汗も滴る無骨な、身体の宇宙を
使った声が大切。発声法に呼吸法にリズムは、基本中の基本。家での練習はダメ。本番たるイベ
ントの回数をこなして、百回以上読んだら、独自の発声の方法が解ってきます。ともあれ、詩の朗
続は、誰にも出来る、とてもとても楽しいものです。



Posted by nakao at 16:46│Comments(0)芸術
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