2009年08月30日

タンスでダンス

<<< タンスでダンス >>>    中尾彰秀詩集「レディナダ」
                        竹林館、2000円+税

    「タンス」
<春の夜こだまをためてタンスとゆ    無言のまま どこから どこへ 
行くのだろう ふと そのあるものの 腰据えた存在の 腰を 見据えていると
タンスをタンスと言う 言葉と共に 人間のあらゆる関わりの想念 ふっと消え
厖大な感謝に包まれる 美しい湖のある 森のうすあおいためいきは むしろ
その言葉 深夜 タンスのなかで ダンスする あれらは・・・ かつて 百年前
後 日本の奥深い処に立ち その後百年前後 我が家の三階寝室に立ち さ
らにその後 野となり 山となり 宇宙となる>

     後記にこうある。「言葉は捜すものではない。音は捜すものではない。
    言葉も音も一体なる天より降る。それを受け止める自らであるための、
    日々の心掛け。生きている今こそ、内なる宇宙の瞳となって。・・・」

    詩33編、A5版、128頁、第16詩集、出版2005年。詩界のみならず
    芸術界の宝として、2007年「EARTHPOEM賞」受賞。

        <レディナダ>  中尾彰秀詩集
(購入法) 郵便振替  森羅通信の会  00940-4-29604 定価2000円
                                    +送料200円
     



Posted by nakao at 17:30│Comments(0)芸術
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