2009年09月05日
秋クシャミ
<<< 秋クシャミ >>> 詩 中尾彰秀 詩人・ピアニスト
ファックショーン
一声放つとこだます青空美術館
皆一斉に目を醒ます
リスは思い出したように鳴き出し
蝉はまだ足らぬとばかり締めの鳴き
城を隔てる通勤車の音はどんどん分厚さ増し
和歌山大学教育学部はここにかつて在った
実家は背中合わせの隣だから
何度訪れ校舎や松林を眺め
ガラス割りや松ぼっくり投げしたか
そこに何らかの人為が働き
ありったけの哀愁残し
在るものが無くなり
明らかな別の存在となったが
ここに在る揺るぎなさを支える静けさは
宇宙一体
同じ静けさだ
秋クシャミ龍雲ひとつ移動せず
ファックショーン
一声放つとこだます青空美術館
皆一斉に目を醒ます
リスは思い出したように鳴き出し
蝉はまだ足らぬとばかり締めの鳴き
城を隔てる通勤車の音はどんどん分厚さ増し
和歌山大学教育学部はここにかつて在った
実家は背中合わせの隣だから
何度訪れ校舎や松林を眺め
ガラス割りや松ぼっくり投げしたか
そこに何らかの人為が働き
ありったけの哀愁残し
在るものが無くなり
明らかな別の存在となったが
ここに在る揺るぎなさを支える静けさは
宇宙一体
同じ静けさだ
秋クシャミ龍雲ひとつ移動せず
Posted by nakao at 16:45│Comments(0)
│芸術