2009年09月25日

如立する猫

<<< 如立する猫 >>>  中尾彰秀詩集「うちゅういち」
                     竹林館・800円+税

   いい詩は、やはりいい詩だ。具体的で、なおかつ人生の奥行きが
  ちりばめられている。早い話が、心が豊かになる。人生、いい詩に出
  合って、いい人生を送りましょう。決して、猫のすばらしさを忘れる事
  なく。健康に良い蕎麦を、しっかり食べながら。

         「如立する猫」

<如立する猫は 如立する猫だ  例え 対 犬であろうと 対 人であろうと
予知していた 天変地異 に対してであろうと  たまさかに 私の目撃した
如立する そのカラフルな虎猫は 右手で箸使い 蕎麦を喰ろうていた
  ふてぶてしき瞳   私は三日三晩 自らが紀の川河原に 素裸で如立し
雲を引き寄せる荒行の夢に うなされた おいでまし河の精霊山の精霊
  江戸の風狂絵人 看板担う 大阪は某蕎麦屋 この次は並んで立って
喰ろうてやろう>

       <うちゅういち> 中尾彰秀第13詩集
         ポケット詩集、58ページ、22篇、平成14年出版

(購入法)郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604 定価800円+送料200円



Posted by nakao at 14:55│Comments(0)芸術
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