2010年01月02日

起床

<<< 起床 >>>  詩 中尾彰秀  詩人・ピアニスト・ヒーラー
                          ライフ&ライブコンサルタント

    再びお目にかかります
      随分日焼けされまして
        逞しき結構なことですね
          あなたの出所は
            私の決して陽の当らぬ心の隅
              無精ひげ生やしたまま
                頭振ってスコーンと捻り出し
                  初めて出逢った時は
                余りにもあなたは無駄がなく
              魂ハッとする
            一枚刃の切れ味でしたので
          きっと私めは付いて行けず
        没にしたのでしょう
          思い起こせばそう
            十年は経っている
              仏陀もキリストもマホメットも
                 お忘れになられた頃合い
                   何の風の吹き回しか
                      ふと整理を思いつき
                        珍しいねえ
                      妻の罵声背にずきり突き刺さる
                    罵声の矛先必死に抜いて
                  はずみで尻餅ついた最中
                かつての一紙一句の発見

              「起床」

         朝一身空抱いている物体や
                   



Posted by nakao at 16:23│Comments(0)芸術
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