2010年01月02日

走馬灯

<<< 走馬灯 >>> 詩 中尾彰秀  詩人・ピアニスト・ヒーラー
                           ライフ&ライブコンサルタント
                           関西詩人協会会員
                           「詩を朗読する詩人の会”風”」世話人代表
                           「EARTHPOEMPROJECT」代表

   どうしても読んでもらいたい詩がある。決して、難解ではない。
   むしろ、読んで字のごとしの詩。ストレートに事実を描きつつ、
   宇宙的なロマンのある哀しくも美しい詩だ。多くの人に読んで
   いただく為に友人に登場してもらったのだから。

          「走馬灯」

<まこと人生は一日のごとし 例え本当に一日であろうと 千年のごとき人生 あるきっとある
国道沿いの書店で 七年ぶりに ふいに出合って 一言二言話した 元同僚の彼は その一
ヶ月後 亡くなった どうやら胃がんらしい その時おもむろにヘルメットを外した彼は 浅黒く
ひどく痩せていた 二人の子と美人の妻に恵まれ 車バイクカメラ旅行 絵に描いたごとく人生
を謳歌し 会うたびに反発的な事言うB型 ツーカーの頭の切れの良さと 早飯食いの芸があっ
た 今になって思う 何故そんなところで会ったのか そうと解っていたら・・・・ この世で会う人
は 前世でも来世でも 会うことになるらしい この世で光栄にも 最後に会っておくべき一人に
私は選ばれたのだ 古今東西 生命と空虚の合体は 感謝に満たされ 静かに行われねばな
らぬ     つい先日夢を見た ある夏の昼 空は西から東 ほのかに赤くなって 白い馬に乗
った青年が 白いヘルメットの中 満面の笑顔で 天空へ 飛び去る夢を>

   中尾彰秀詩集「竜の音し子」 森羅通信の会出版 定価500円
                     A4版、10篇、39ページ
   なお、この詩を朗読しながらピアノ奏をしたアルバムは、これぞヒーリングと言われている
          中尾彰秀 第10 ピアノCD
   「月の雫をワイングラスで飲めば」、13曲 70分 森羅通信の会 定価1000円。

(購入法) 郵便振替 森羅通信の会  00940-4-29604  各定価+送料200円
                                    送料は1回に付き。



Posted by nakao at 17:17│Comments(0)芸術
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