2010年02月18日

喫茶去

<<< 喫茶去 >>>  記 中尾彰秀    詩人・ピアニスト・ヒーラー
                             アフラック代理店中尾直司

  「喫茶去」とは、禅語。
  お茶でも飲んで出直してくる、の意味。
  20数年前、堺市の阪和国道沿いにあるカフェ―バ―の名前で、
  私は初めてこの言葉を知った。
  そこは、前衛舞踏のイベントを開催するほか、
  様々の現代芸術に通じる
  関門のごときアートスペースであったろうか。
  現代詩に集中しつつ、ジャンルを越えようとする私には
  物足りなさが感じられ
  いつしかそこには行かなくなったが。

  平成12年(2000年)に出版した
  中尾彰秀詩集「呼吸のソムリエ」(竹林館・定価3000円+税)
  の中に「喫茶去」がある。
  3行詩を10篇で1セットにしたものだ。
  うち1つがこれ

      とある電車は
         とある場所の
            とある喫茶の
               とある席から
                  妙に赤っぽく楽しげ
                     急に加速しどんどん加速し
                         空気の壁破り
                            不思議の国へ行くような

      この詩集は少し高価だが、シュールからリアリズム
      リアリズムの奥域の不可思議に突入した、最先端の
      30篇からなる。オレンジ色のとてつもなく美しい日の出
      の表紙写真が癒しパワーをさらに強化している。

      ちなみに、外交の仕事などをしていると、飽いてくる時間が
      だいたい午後3時頃。ちょっと喫茶店でも入って、コーヒー
      飲んで精神統一してから、再び出直すと、また運が向いて
      来る。現代でも「喫茶去」は、有効である。

      中尾彰秀詩集「呼吸のソムリエ」 A5版 107ページ
(購入法) 郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604 定価3000円
                                  +送料200円



Posted by nakao at 17:28│Comments(0)芸術
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