2010年02月26日

MusicaEternal-----星のことば-----

< MusicaEternal-----星のことば----- >  記 中尾彰秀

      詩  「 星のことば 」

 涙だろうか
   時たま
      夕刻になると
         どこからともなく
            あつい旋律が滴り
               赤い夕陽に合流する

      その時
        何物かに
          見られている私は
             一光年前の私
                見ている何物かは
                   そう気付いていない
                      気付くとは本当にそんなもの
                    理解したと思っている自分自身にせよ
                  ほんの一瞬
                意識の間合いの谷に落ち
              実は不安に慄く実存
            君子 偉そうに
          自分で自分を解ったと思うなら
        廻りを光で満たして御覧

            ここに立つ
              泣き笑い苦しみ喜び生き死に
                 全部ミックスフライにして
                    とてつもなく美しい星に居る事

                      地球
               
                         さあゆっくり呼吸し
                           ここにある森と湖
                             丸ごと抱き締め
                           時間差なく
                         今あることが全て
                       あなたに伝えたい

                     涙に違いない
                   時たま夕刻になると
                 あついあつい言葉が滴り
               赤い赤い夕陽に合流する
                       

         




Posted by nakao at 16:36│Comments(0)芸術
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