2010年12月12日

眺める

(眺める)  詩 中尾彰秀       詩人・ピアニスト・ヒーラー

  かつての青年は
  おじさんになり
  かつてのおじさんは
  老人になった

  ディズニーのファンタジーではないが
  あなたは知っているに違いない
  心掛け一つで
  年とればとる程
  若返る魂のあることを
  肉体は衰えるにせよ

  それを自らに当て嵌めるべく

  重力ものともせぬ
  飛鳥の軽み懐へ

  人生怖いもの知らず
  ショ―パンの闊歩
  魂の隣へ

  千の言葉光と化す
  ピアノインプロヴィゼイション
  内臓の底へ

  過去現在未来自由自在
  風の足裏
  背に移植する

  魂の出自にすら
  至る
  自分を眺める自分と
  共に
  

  
  



Posted by nakao at 18:22│Comments(0)芸術
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