2011年02月02日

ダイダラボッチ散歩クラブ

<ダイダラボッチ散歩クラブ>  記 中尾彰秀       詩人・ピアニスト・ヒーラー

 あなたの人生を至福にする百の詩集(100)

 「ダイダラボッチ散歩クラブ」  中尾彰秀第15詩集 竹林館 2004年出版 2000円+税
                                B6版 94頁 30篇

 著者による手描きの表紙絵は、ゴムまりに青い目が突き出して、宇宙人が歩いている様だ。
 何んともユーモラスである。そう、人生いきむのは体に良くない。力を抜いてこそ、無限のエネ
 ルギーが降って来るのだ。青い表紙帯には、こうある。「飄然とした作風。中尾彰秀のとぼけ
 た言葉を舌にのせると、じわーっと体全体に広がっていく人間への愛の暖かさ。人間を、社会
 を深く見、深くとらえた珠玉の作品群。」

            「旋律」

<亀より ゆっくり歩く 黒岩 うさぎより 白く昼寝の 白岩 ピアノなどと称され 
 鍵盤と名乗るは 容易だが 巨大な 一頭の牛の尻穴に 頭突っ込む夢は
 どうしてくれる やあ いびきも 寝言も おもらしも 空気の振動さ 森の囁き
 血反吐の叫び 振動さ

       牛の冬反芻したり日本列島

       大空に梵語連ねて渡り鳥

       川岸に大糞ひとつ冬の暖

 破調 八調 葉蝶 発調 八丁 波調

 世界のとろける柔らかさに
 降って来る旋律よ>

  2004年と言えば、まだピアノCDも出しておらず、あまり堂々と
  してはいない。もっとも、29年前の和歌山市音楽芸術フェスチバ
  ルでデビューを果たした時は、過去の巨匠も作った時点で即興で
  あり従って私も即興だと主張した。それを真に受けた往住雅司先
  生は偉大である。それを、先見の明と言う。

  降って来る旋律。正しく、リアリズム。
  波動音楽と波動詩の夜明け。

      中尾彰秀第15詩集「ダイダラボッチ散歩クラブ」

(購入法) 郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604
                定価2000円+送料200円



Posted by nakao at 18:34│Comments(0)芸術
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