2011年02月16日

一瞬の間

<一瞬の間>  記 中尾彰秀          詩人・ピアニスト・ヒーラー

 やたら力を入れて
 強調したがる若者達に
 聴かせたい
 単調の奥深さ
 淡々と読む詩
 詩は淡々と読まれ
 哀愁山盛りのピアノと合体して
 とてつもない光彩を放つ

 初めて録音を聴いた時
 私は全身毛穴が立った
 私をしてである

 ピアニスト吉村さんの朗読だから
 気楽に力を抜いたと思っていたら
 後で聞けば
 元々朗読は得意とのこと

       「一瞬の間に」
<虞美人草の花が咲いたよ 風にゆられてはなびらおちた
 ただそれだけ

 月見草の花が咲いたよ 夕暮れの風に吹かれて花ひらく
 ただそれだけ

 ただそれだけのことに 涙があふれそうになったよ

 生きるという ただそれだけのことに>
       「ゆりこゆりこと呼ぶのよね」大場百合子詩集より
       詩人会議出版 1300円
       朗読 吉村郁美
       ピアノ 中尾彰秀
  {収録} 中尾彰秀第16ピアノCD「ROAD OF ANGEL」
          13曲68分 森羅通信の会出版 定価1000円

(購入法) 郵便振替 森羅通信の会 定価1000円+送料200円
    



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