2011年05月17日

偉大なる傾斜

<偉大なる傾斜> 記 中尾彰秀           詩人・ピアニスト・ヒーラー

 さっきまで満月で昼寝していたのだろう
 ゲゲゲと満ちた笑いは
 鬼太郎だ
 あの世とこの世自由に行き来する
 あの黒猫は
 壁に描かれた白いメス猫見つけ
 ギギギとほくそ笑む
 フェーフェーフェー泣いているように笑う
 近所のイケメンは
 漫画読みながら後ろ向きに
 歩く
 秋口立派に育った穂は
 近所の美人の奥さんと同じく
 ホホホと笑う

 そして私は見逃さない
 その時何れもが
 奇妙な傾斜を丁していることを

        「偉大なる傾斜」

   偉大なる傾斜喜ぶものどもよ夏満ち垂れる数億の穂穂穂

                   詩集「呼吸のソムリエ」 <地球釣る>29歌 より

   中尾彰秀第12詩集「呼吸のソムリエ」 竹林館 定価3000円+税 2000年出版
                                A5版 107ページ 30篇

(購入法) 郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604 定価3000円+送料200円



Posted by nakao at 18:00│Comments(0)芸術
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