2011年05月22日

半死半生の詩

<半死半生の詩> 記 中尾彰秀             詩人・ピアニスト・ヒーラー

 書かれて製本されて
 書物の状態であるうちは
 いかなる詩も
 いまだ
 半死半生
 発声という
 朗読になると
 百パーセント生きる
 音楽とのセッションとなると
 百二十パーセント生きる
 その音楽が
 詩と同じく
 世界唯一ならば
 二百パーセント生きる

 知るべし
 水平にした紙面に
 フーと息吹きかければ
 時たま活字の飛び上がる事実を
 奇跡でも何でもない
 言葉は本来立体なのだ



Posted by nakao at 17:35│Comments(0)芸術
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