2011年05月26日

正装の

<正装の> 句 中尾彰秀             詩人・ピアニスト・ヒーラー


       正装の蠅は孤高の手足擦り


  中尾彰秀第13詩集「うちゅういち」(2002年 竹林館 定価800円+税 22篇
                       58ページ ポケット詩集)より

 蠅は人間の耐えることのできぬ菌をたくさん持っているので、嫌がられているが
 それは彼彼女らの本業なのだ。本業に忠実に生きているから、手足擦りは孤高
 に見える。人間は往々にして金儲けのために、目一杯二杯三杯四杯五杯六杯
 七杯八杯九杯十杯・・・・・・・・・・・・・危険なものを安全と偽って、人も自然も破壊
 してしまったりする。私は人間である。詩人でありピアニストでありヒーラーである。
 にもかかわらず、蠅の孤高に恥ずかしさを感じた。

(購入法) 郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604 定価+送料200円
  



Posted by nakao at 18:34│Comments(0)芸術
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