2011年08月19日

電池二つ

<電池二つ> 記 中尾彰秀           詩人・ピアニスト・ヒーラー

 思いも掛けずそこに寝ていた
 納戸の棚の箱から
 さりげなく出て来た電池二つ

 どんな夢を見たのだろうか
 イビキもかかず
 中々の寝心地でしたか
 購入時のナイロンを
 少しセクシャルに
 半脱ぎにしたまま
 微笑んでいる
 いや
 寝ていたのじゃない
 原発拒否して
 万類を幸せにする宇宙の臍に
 電気を通していた
 さりげなく出て来た電池二つ



Posted by nakao at 18:15│Comments(0)芸術
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