2011年12月19日

予感

<予感> 詩 中尾彰秀              詩人・ピアニスト・ヒーラー

 この一点抱いて
 いかなる場合も
 思い残しのないまま
 世界に感謝出来るだろうか

 ないべきも
 あるべきも
 等しく
 物質は
 壊れることはあるにせよ
 存在の生々しさ目の当たりに
 私は透明の翼持ち
 一点の奥域の
 生死超えた静けさに
 私自身を捧げる

 そして再び
 もの誕生するひらめきが
 まばゆいばかりの一歩踏みしめ
 ためらいなくやって来る
 
 私は愛する
 押せば彼方に弾け
 弾けば光となる
 暗黙の一音一呼吸
 宇宙丸ごと笑い出す
 その予感を



Posted by nakao at 17:12│Comments(0)芸術
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