2011年12月26日

詩人井上哲士

<詩人井上哲士> 記 中尾彰秀              詩人・ピアニスト・ヒーラー

      「峠」          井上哲士

<ものが触れ合うとき 新しいいのちが生まれるという

 男は女と出会い 火花ちらし 花は 虫とふれあい 実をむすび
 山は 空と出会って 雲を生み

 旅人は風と出会って さまざまな感動に浸りながら 道を歩き 道をつくり
 新しいうたを歌う

 やがて 全ての色が重なり 色がなくなるという 光の接点に向かって
 旅人はひとり 雑草の根をかみしめながら 峠を越えていく>

         一般的な行為の中に見出す
         人生の味。「光の接点」は、的を
         得てすばらしいが、もう少し精神
         的な表現が欲しい。それは実は
         誰しもが追い求める人生の源が
         凝縮された癒しの領域だから。

         井上哲士と言えば、むしろ詩より
         もシャンソンなどの歌手として有名
         である。アカペラでもイケる彼の歌
         は、味わい深く聴き惚れてしまう。

         2011年6月19日 「詩を朗読する詩人
         の会風」第424回のゲスト。



Posted by nakao at 17:02│Comments(0)芸術
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