2012年06月15日

おれんじゆう詩集

<おれんじゆう詩集> 記 中尾彰秀            詩人・ピアニスト・ヒーラー

 60歳   還暦   「私の詩作詩 Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」  トータス社

 70歳   喜寿   「風に鳴るピアノ」  竹林館

 80歳   傘寿   「おれんじいろのそら」  竹林館

 88歳   米寿   「虹色のメロディー」  竹林館

         「言葉探し」

<腎臓病をわずらっていた子供の頃 学校にも行けず ひきこもりの生活
 「毬のゆくえ」 「夾竹桃の花咲けば」等の 少女小説を読んでいた あき
 たらず大人の本に興味を持ち始め 父の書斎から取り出した本 「群像」
 労働運動始まりの小説の様であった 未知の世界を覗いた胸のときめき
 自称文学少女への夜明けとなった 古本屋巡りの楽しさを知った 明治
 大正文学全集を 安価で買った時 モーパッサンの「女の一生」を読んだ
 時 興奮して脳が弾けた 中二階の納屋で隠れて 日が落ちるまで 読み
 耽った

 いつもの古本屋で買った本 西条八十の詩集 これが詩とのであいであった
 たわいない虚構の詩を書いては 友人にくばり反応をうかがったりして 面白
 がっていた 後年文学学校に在籍 諸先生から教えを受け たくさんの詩に
 出会うことになった

 詩の魂 詩の厳しさ

 リズムのない底の浅い言葉の羅列 心を動かす言葉は どの様にして産み出
 せるのか 言葉探しで苦悩している>

       おれんじゆう詩集 2011年 竹林館 定価1500円+税

        かつての文学や詩のお勉強は
        言葉探しであったかもしれない。
        しかし言葉探しでは、何も出てこ
        ない。魂を浄化するべくクリアな
        生き方が自然と詩も音楽も生み
        出す。先生とは、大自然と自身の
        生き方なのだ。



Posted by nakao at 22:30│Comments(0)芸術
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