2012年08月05日

花火大会

<花火大会> 詩 中尾彰秀             詩人・ピアニスト・ヒーラー

 港の広場から
 怨念と欲望が打ち上げられる
 打ち上がった怨念と欲望は
 その無意味を諭すがごとく開花して
 一瞬の内宇宙で消える
 大花火大会

 今年も大盛況であったらしい
 今年も音だけ聞かせてもらった
 数千万円の市税を使って
 花火職人さんのめしの種になって
 中高生のデートのチャンスになって
 おかまレズビアンの絶好の場になって
 犬猫の恐怖になって
 反原発消費増税中止なんて
 文字の浮き出るのはないかな
 詩朗読やピアノセッション
 ぜひやってみたいなあ

 カラスはいつもの
 帰りのコース止め
 民家で寝る



Posted by nakao at 16:09│Comments(0)芸術
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