2012年10月02日

時のゆらぎ

<時のゆらぎ> 記 中尾彰秀               詩人・ピアニスト・ヒーラー

 誰にでも隙はある
 無防備に
 自らの隠れた資質を晒す隙は
 何ともはや
 時間にもあるのだ
 窓から多種多様な天才の雲を
 見ながら
 一瞬振り向いて
 柱時計を見ると
 秒針が一つ戻るような事が
 度々ある
 あるいは
 電池が切れたように
 しばらく止まって見えることが

 そもそも
 時の流れは絶えずして
 なんてことは嘘
 常に揺らいで
 揺らぎつつ進んで行く
 それが時間

 揺らぎの中で
 一瞬の間合いは
 大自然の奥にある
 無限の静けさに合体して
 いくらでも出現する不可思議

 鏡を見れば誰しもが
 眠れる森の絶世の美女になったり
 実は私が
 詩の言葉や即興ピアノ旋律に
 ひらめくのは
 その法則の利用
 



Posted by nakao at 16:34│Comments(0)芸術
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