2012年10月05日

<鮎> 詩 中尾彰秀                 詩人・ピアニスト・ヒーラー

 吉野川に設置された
 簗(やな)に乗って
 子供たちは大はしゃぎ
 中腰になってややへっぴり腰
 鮎を掴もうとしている
 果たして養殖か天然か
 某新聞の大写真

 私は唖然とする
 ずーと遠方で
 鮎は私たちの分身ですよと
 燦然と輝く山々に

 破壊者であってはならない
 共存でもない
 ましてや復興など
 欧米のヒューマニズム(人間至上主義)は
 とうに魂に響かない
 二ーチェの神は死んだの真意
 生かされつつも
 大自然は神に等しく
 我々の中にあるから
 



Posted by nakao at 14:48│Comments(0)芸術
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