2013年03月06日

イヌフンスルナ

<イヌフンスルナ> 詩 中尾彰秀          詩人・ピアニスト・ヒーラー

 スピルレリナの新種
 かと思ったが
 団地の庭にりりと立つこの札を
 犬は読めるのだろうか

 飼主に対してなら
 イヌ二フンサセルナ
 イヌ単独なら野良犬
 最近の野良犬は
 言葉が読める
 人名なら
 ルナ家のイヌフンスさん
 きっとムーミン村にいる
 スルナ家のイヌフンさんは
 アフリカにきっといる

 そう言えば
 イマフク町は
 ひょっとしたらインドにもあって
 ここにありながら
 ありとあらゆる奥域
 体内にもある古代の風は
 今日も風景を
 鮮やかに静けさで
 包む




Posted by nakao at 17:00│Comments(0)芸術
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