2010年10月20日

月で踊りませんか一緒に

<月で踊りませんか一緒に>  記 中尾彰秀    詩人・ピアニスト・ヒーラー

    -------波動音楽の時代(8)-------

 今でも不思議である
 これだけの一枚
 よくも出来たもの
 これだけの世界的音楽
 一体誰が奏じたのだ!!
 CDで再聴するごとにそう思うが
 答えはたまさかに私だ。

 2010年10月3日(日)
 和歌山から大阪への高速道
 カーステでこのCDを聴きながら
 極力の安全運転で

 即興ピアノ曲は
 みずみずしく美しく哀愁と愛と冒険に満ち
 なおしっかりとした骨格を持つ
 音域は大いなる哀しみ帯びた癒し波動
 およそどこかで習い覚えた類でなく
 間違いなしに世界唯一。

 表題となった一曲
 「Shall we dance in the moon」は
 そう歌っているように聞こえる
 演奏中は、何も考えていない
 無意識状態
 後から表題が浮かんだ。 

 中尾彰秀第11ピアノCD「Shall we dance in the moon」
 森羅通信の会出版 定価1000円 73分 13曲 全曲ソロ

(購入法)郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604(おお供養を世に苦労多し)
                      定価1000円+送料200円
   


Posted by nakao at 17:56Comments(0)芸術

2010年10月20日

綾を織るまで

<綾を織るまで>  記 中尾彰秀     詩人・ピアニスト・ヒーラー

 あなたの人生を至福にする百の詩集(77)

 「綾を織るまで」  香山雅代詩集  砂子屋書房 2500円+税
                  A5版 16篇 81頁 2010年出版

 全編能楽である詩。
 日常を、生死の狭間漂う存在として捉える。
 その集中力。緊迫の才。
 その淵は、しかし、果たして永遠に暗く、苦しみ漲るのであろうか。
 むしろ、その境地におけるある種の悦楽は、特定の芸術の為。
 生きとし生きる生身の暮らしではなく。
 日々の暮らしは、おおらかに、深深呼吸して、何も気にせず
 笑っていたい。
 そして取りも直さず、生死一如、梵我一如、宇宙一体だから。

       「 生誕 」

<どこからともなく 逆さ小車がやってきて わたしを 連れ去ろうとでも
 いうのか 風景からは だれかが消えて 

 宙天に あるかなきかの グレゴリアンの和声が 吊るされる 空家の庭に
 ひとしずく 露が 零れる

 螺旋を 描く 天の綻びから 体内時計を調律する 逆さ児のいのち 星の
 生まれる時空へ 片足ずつをあらわし しかと大地を掴んでいたあしうら
 天へ かけのぼる産声 

 暁闇 宙宇の 綻びに リズム博つ

 星は はらはら せせらぎに 着水し 静かな旋律を 悠久の水面に ゆらし
 ている

 夢魔に 連れ去られたはずの もの憂い 母の面影が 百代を 道つれに
 籠の馬酔木の白い花房 散り敷く斜陽の道に 沿って歩いてくる>

  


Posted by nakao at 17:22Comments(0)芸術