2010年10月10日

ついでの美学

<ついでの美学>  記 中尾彰秀    詩人・ピアニスト・ヒーラー

  ラッキー!
  丁度近くに居たので
  ついでに寄ったの

  実は明確な目的があるのに
  軽いタッチングを演出
  我々の天才的手法
  ----ついで----

  よくよく考えてみれば
  「ついでの美学」は
  日常溢れている

  走るだけでよいのに昔の美しい車
  ヒノコンテッサ・ルノー いすゞ117 ニッサンスカGTR ミツビシラムダ
  トヨタ・トレノ ホンダシビック ヨタ8 シルビア マツダRX7
  言葉だけで美しいのに、美本である詩集
  世界唯一などと言って、詩人が奏じるピアノCDを付属させた詩集もある
  寒さをしのげばよいのに、ファッショナブルな服
  建物だって-----  携帯だって-----。

  そして
  当方の出版しているfax専用詩誌「EARTHPOEM」
  毎月一回 現109号 A4一紙 手描き
  「詩を朗読する詩人の会”風”」(現417回)のご案内をするついでに
  送っている賢い厚かましい誌。
  しかし、その内容たるや
  何れが本命たるか解らぬ
  時に、案内を喰ってしまうド迫力
  日本全国、会に来られぬ方にも
  大いに喜んでいただいている。  


Posted by nakao at 17:53Comments(0)芸術

2010年10月10日

涙の即興ピアノ

<涙の即興ピアノ>  記 中尾彰秀     詩人・ピアニスト・ヒーラー

    -------波動音楽の時代(3)--------

 「菜園に吹く風」と言う詩集がある
 著者 志田静枝 ひまわり書房 1700円 2004年出版
 始めから終りまで一読するやいなや
 その詩群の
 自然体の深さと平明さに感動して
 止めどなく涙が出た
 塩気の多いその雫を
 手にまぶしながら
 その場で
 目を閉じた座頭市奏法をした
 ピアノ・アトラス 7分

 いくつもの渦巻く風まとい
 なすび トマト キュウリ
 野菜の言葉で音で
 赤青黄色緑色
 ねちこくからりとあまずくころころり
 いつか来たここあそこ
 懐かしさが懐かしいまま
 大空を闊歩する
 適度に筋肉張ってきて
 此処に居ながらの高さに驚いて
 不思議な波が沸き起こり
 温かい空気と山に包まれる
 何かが体を突き抜けて
 光る魂との一体
 あれれ 
 形とは幻想なのか
 内なるところで
 あらゆるものは合掌している

 収録 中尾彰秀ピアノCD 「ANGELGARDEN」 13曲 60分
 (購入法) 郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604
                 定価1000円+送料200円

 

 

  


Posted by nakao at 17:01Comments(0)芸術