2012年09月02日

秋の虫

<秋の虫> 詩 中尾彰秀               詩人・ピアニスト・ヒーラー

 チロ チロ チロ チロロン
 チロ チロ チロ チロリン

 猫額の裏庭で
 合唱する秋の虫
 
 あそこで鳴いたら
 こちらで鳴いて
 こちらで鳴いたら
 あちらで鳴く

 虫同士で何かを
 連絡し合っている

 せいじとかいうやっかいなこと
 にんげんどもはやっているが
 ほうしゃのうばらまいてからに
 なんのためのせいじか
 わかっとらんのちゃうか
   


Posted by nakao at 17:42Comments(0)芸術

2012年09月02日

極小極大

<極小極大> 記 中尾彰秀            詩人・ピアニスト・ヒーラー

 雲は天才である
 天才である雲を持つ空は
 神である
 神である空を持つ地球は
 大大神
 大大神である地球を持つ宇宙は
 神の神
 と書いたところで
 私はただ驚く
 ほんの指先であろうとも
 一紙面が
 大宇宙に届いたことに
 なお
 体内宇宙は
 対等にここにあることに  


Posted by nakao at 17:30Comments(0)芸術

2012年09月02日

美しき思い込み

<美しき思い込み> 記 中尾彰秀             詩人・ピアニスト・ヒーラー

 感情次元で刺激的なポップスを
 いい音楽だと思い込んでいる
 某FMラジオ司会のネエちゃん
 たまたま静かな内なる宇宙の広がりのある
 単調な深い曲を
 大人しい曲やねと
 物足らなさそうに言いよったが
 宇宙一体波動音楽を解さぬとは
 感情次元の美しき思い込みも
 いい加減にしなはれや!!  


Posted by nakao at 17:17Comments(0)芸術