2013年04月19日

本物の音楽詩

<本物の音楽詩> 記 中尾彰秀                 詩人・ピアニスト・ヒーラー

 先生は
 大中小の自然
 身体の外にも会って
 内にもある
 もひとつ具体的に言うと
 先導者は私にとって
 私をコンデンサにし天降って奏じる
 ピアノインプロヴィゼイション
 人間の作った歴史より古い
 源より発するそれは
 理知や実存の頭で考えるより先に
 身体細胞で宇宙一体の
 答えを出してくれている

 以前ピアノは
 大自然の森を持っている
 と言ったら
 某ピアノ店の故福島会長は
 感心していた

 私は後から
 世界唯一の自らの即興曲を
 勉強し解析し
 人生の宇宙の
 真実を得ている
 ジャズやロックやクラッシックなどの枠で
 覚えた判じたリしたら 
 到底至れない次元

 かくなる音楽は詩に等しく
 奇跡以外の何物でもない

 (一例) 中尾彰秀第22ピアノCD 「まつむしおんど」 59分
       森羅通信の会出版 定価1000円 出版2013年
       即興ピアノ+詩朗読セッション
       橋爪さち子 詩  今井豊 詩  堀諭 詩  大西久代 詩  田島廣子 詩
       名古きよえ 詩  船曳秀隆 詩  中尾彰秀 詩 全ピアノセッション
 (購入法) 郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604 定価1000円+送料なし  


Posted by nakao at 17:10Comments(0)芸術

2013年04月19日

不滅の和歌浦

<不滅の和歌浦> 詩 中尾彰秀             詩人・ピアニスト・ヒーラー

 遅かれ早かれ
 あらゆるものは
 源に還る
 還るのだ

 数十軒あった
 和歌浦のホテル旅館は
 二三軒になった今
 決して
 寂しがることはない
 老人施設になったもの
 更地になったもの
 次の持ち主を待つもの
 別ジャンルで頑張るK旅館
 何の心配もなしに
 大自然の流れに乗っている

 くるりとカブで
 岬状の一帯数キロの絶壁を
 久し振りに一周して
 まだ幾分冷たい春風を
 海面の照り返しに合わせ
 全身に受けてみると
 幼き頃からの思い出は
 美しい感謝すべきものとして
 走馬灯となり
 今の今の今
 流れというものの中核が
 源として純粋に見えてくる

 明らかに私の内にあるのだ
 空 大地 海 風
 すなわち宇宙 和歌浦  


Posted by nakao at 16:38Comments(1)芸術