2009年09月10日

あなたの人生を至福にする百の詩集(20)

<あなたの人生を至福にする百の詩集(20)>

  中尾彰秀詩集「何事もなかったかのように」  編集工房ノア、2000円+税

著者第11詩集、出版1996年、A5版、111ページ、30篇。月の輝く重厚な現代美術
たる表紙絵は、田井雄二氏の作。深い青が、イメージにピッタリ来る。表題「何事もなか
ったかのように」とは、ありとあらゆる事があっても、何事もなかったかのように平然と在
る地球、宇宙そしてそれに重なる自らを意味する。これは「タオ」の思想。
著者自身、瞑想・気功・レイキなどの精神的な事にいそしむ詩人でありながら、ピアニス
トなのである。この詩集以後、明確に感情の次元を超え、宇宙一体・波動の領域に突入
する。俗に、それをヒーリングと言う。

    「立つ」
<ものの静けさの内には 百万本の花がある 咲く花の背後には 静けさの海拡がって

いる 花の目前飛行する鳥は 永遠の森夢見ている いのちの原型夢見る私は ただ

地球に立つ>

         中尾彰秀詩集 「何事もなかったかのように」

(購入法) 郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604 定価二千円+送料二百円

  


Posted by nakao at 16:21Comments(0)芸術

2009年09月10日

日本平和賞

<<< 日本平和賞 >>>    記 中尾彰秀   詩人・ピアニスト  

 「日本平和賞」は、山田博氏が2006年に受賞する。主催「和歌山詩人会」(代表・城久道
事務局・中尾彰秀) これは、日本の文化の歴史に記録するべきことだ。

 山田博  海南市在住。既刊詩集「戯画」、編集工房ノア。詩誌「新怪魚」「MODERATO」「PAM」
       「青い風」(和歌山詩人会議)などに投稿を重ね、様々なイベント出演を繰り返す。戦争体
       験を具体的に細やかに記録し、悲壮さはあまり出さず、ユーモア・ペーソスのある美しい文
       体で、リアリズム詩を熟成する。今も、現役詩人として活躍。

        今回の、この項目は、中尾彰秀ピアノCD「静かに水が」(森羅通信の会出版、定価千円)
       を聴きながらしたためる。和歌山市、音楽文化堂でのライブ。

        東南アジアで、終戦直後日本兵に起こった出来事を、山田氏は、ダンボールを組み立て、
       臨場感たっぷりに演出。ピストルの代わりに、びっくり花火を鳴らして話する。中尾彰秀のピ
       アノ即興は天上のごとき、透明な美しさで、見事なセッションとなる。世の中には、これだけ
       のものがあるのである。

   < 静かに水が >   中尾彰秀ピアノCD   全13曲、60分

(購入法) 郵便振替 森羅通信の会  00940-4-29604  定価1000円+送料200円
  


Posted by nakao at 15:23Comments(0)芸術