2012年05月03日
祈りの血
<祈りの血> 記 中尾彰秀 詩人・ピアニスト・ヒーラー
INOCTI
イノチ
命
いのち
「いのち」とは祈りの血
原発------------日本に原発のあること自体大間違い
国も企業も住民も深く反省しつつ
即刻全基停止せねばならない
電磁波---------欧米諸国の様に有害だと認識したうえで
極力減らすべく対応せねばならない
携帯電話 携帯基地局 街中のパラボラ
なおさらに驚くべき電力の要るリニア新幹線
私はこれを「殺人列車」と呼んでいる
有害食品----------くれぐれも医食同源を忘れてはならない
今でこそ無農薬無添加自然食は当たり前だが
病人が減っては困るのか
30年前は医者(の奥さん)がこそこそと
自然食品店に通っていた
放射能---------既に世界中に拡散され
減ったものの今も拡散中
抵抗力を付ける以外ない
政治家は責任を取らねばならない
INOCTI
イノチ
命
いのち
「いのち」とは祈りの血
原発------------日本に原発のあること自体大間違い
国も企業も住民も深く反省しつつ
即刻全基停止せねばならない
電磁波---------欧米諸国の様に有害だと認識したうえで
極力減らすべく対応せねばならない
携帯電話 携帯基地局 街中のパラボラ
なおさらに驚くべき電力の要るリニア新幹線
私はこれを「殺人列車」と呼んでいる
有害食品----------くれぐれも医食同源を忘れてはならない
今でこそ無農薬無添加自然食は当たり前だが
病人が減っては困るのか
30年前は医者(の奥さん)がこそこそと
自然食品店に通っていた
放射能---------既に世界中に拡散され
減ったものの今も拡散中
抵抗力を付ける以外ない
政治家は責任を取らねばならない
2012年05月03日
人間の残酷さ
<人間の残酷さ> 記 中尾彰秀 詩人・ピアニスト・ヒーラー
「蟹」
<六歳のきみが、夏祭りの夜店で釣りあげてきた桃色蟹二匹。
その可憐なるものは、大きなブルーのバケツに放たれ、きみの
かん高い過激な声援を沫びて、いくさ場の戦車さながら走りま
わり、そのうち、燃え尽きたように動かなくなった。
つまらなくなったきみが台所の冷蔵庫を開けにいったりしたほん
の数分の間に、いったいなにがあったというのだろう。パラパラと
手足が脱落した蟹たちはすでに、毀れてしまった玩具の部品の
ようになっていた。
こいつは護身のための変身かもしれんて。
ようすを覗きにきたきみの祖父は気の毒そうにつぶやき、すぐに
どこかへ消えてしまったけれど、祖父はすこし心配だった。小さな
きみがいきものの不可解な死をどう受け止めるだろうかと。この日
の夜はきみはおそくまで起きていて若い母親を困らせた。
朝になったら近くの川へいって水の中に葬ってあげなさい。
枯松葉のような蟹の足を、そっとつまみあげながら、きみの母親は
きみの耳元でなんどか云った。
きみの長かった夏休みは明日一日で終わる。
朝になったら、バラバラにちぎれた桃色蟹はきみの手を離れ、正体
不明のゴミのように、海に向かう川を流れくだっていくだろう>
苗村和正詩集 「歳月という兎」 編集工房ノア 2000円+税
今でも学校では、昆虫採集などあるのだろうか。
昆虫は虫権など主張しないからひょっとしたら、あ
るかもしれない。明らかに人間のお勉強のための
虐待行為である。どうしてもやった場合は、ごめん
ねとちゃんと合掌してあげましょう。
詩人の孫はやはり繊細。蟹に自滅させるほどの恐
怖を与えてしまって、落ち込んだのだ。わたしなど
この詩を読むごとに泣いてしまう。
蟹さん、どうか許して下さい。我々人間を。
「蟹」
<六歳のきみが、夏祭りの夜店で釣りあげてきた桃色蟹二匹。
その可憐なるものは、大きなブルーのバケツに放たれ、きみの
かん高い過激な声援を沫びて、いくさ場の戦車さながら走りま
わり、そのうち、燃え尽きたように動かなくなった。
つまらなくなったきみが台所の冷蔵庫を開けにいったりしたほん
の数分の間に、いったいなにがあったというのだろう。パラパラと
手足が脱落した蟹たちはすでに、毀れてしまった玩具の部品の
ようになっていた。
こいつは護身のための変身かもしれんて。
ようすを覗きにきたきみの祖父は気の毒そうにつぶやき、すぐに
どこかへ消えてしまったけれど、祖父はすこし心配だった。小さな
きみがいきものの不可解な死をどう受け止めるだろうかと。この日
の夜はきみはおそくまで起きていて若い母親を困らせた。
朝になったら近くの川へいって水の中に葬ってあげなさい。
枯松葉のような蟹の足を、そっとつまみあげながら、きみの母親は
きみの耳元でなんどか云った。
きみの長かった夏休みは明日一日で終わる。
朝になったら、バラバラにちぎれた桃色蟹はきみの手を離れ、正体
不明のゴミのように、海に向かう川を流れくだっていくだろう>
苗村和正詩集 「歳月という兎」 編集工房ノア 2000円+税
今でも学校では、昆虫採集などあるのだろうか。
昆虫は虫権など主張しないからひょっとしたら、あ
るかもしれない。明らかに人間のお勉強のための
虐待行為である。どうしてもやった場合は、ごめん
ねとちゃんと合掌してあげましょう。
詩人の孫はやはり繊細。蟹に自滅させるほどの恐
怖を与えてしまって、落ち込んだのだ。わたしなど
この詩を読むごとに泣いてしまう。
蟹さん、どうか許して下さい。我々人間を。