2013年10月07日

世界的実験

<世界的実験> 記 中尾彰秀                   詩人・ピアニスト・ヒーラー

 一部の名所旧跡は残し
 あっと言う間に全土焼かれた
 日本はもう降伏し
 終戦になるはずであった
 アメリカはわざと
 降伏話を耳に入れず蹴った
 何としてでも実験の為
 原爆を落としたかったのだ
 
 それは周知の歴史

 無謀なこのような繰り返しは
 今もある
 それを知らずして
 日本人は日本人を名乗るな!

 (1) 時代遅れの原発の稼働
       一体何万人が避難している
       制御できぬまま
       今も放射能垂れ流す原発
 (2) 遺伝子操作食品の流通
       長期摂取により様々の
       決して治らぬ健康被害は
       病の源の遺伝子異常として現れる

 何故無謀なことが繰り返されるのか
 人命よりも国民の健康よりも
 薬や兵器の大企業の利益を優先した
 世界的実験なのである  


Posted by nakao at 17:51Comments(0)芸術

2013年10月07日

砲台跡

<砲台跡> 詩 中尾彰秀              詩人・ピアニスト・ヒーラー

 そこかしこの位置は
 位置そのものが
 とある抽象美
 どんな言葉を発している
 脳髄を貫通するがごとく
 囁かれる囁きよ

 そこかしこ
 足元に分散する
 薄黒い破片
 まだもっと小さく
 破れて砕けて粉になって
 風にさらわれ
 光になりたいの
 結局私は使われなかったけれど
 威厳の渋いあり方には
 もう飽きた

 一片たりとも戻りたくない
 人間のエゴのこしらえた
 人殺し道具のはかなさ
 スッコリ透き通った
 無数の星の瞬く真昼
 本当の大元に還りたいの

 今は人の住まぬ
 観光の島で
 ひと風ごとに
 囁かれる囁き
   


Posted by nakao at 17:24Comments(0)芸術