2014年11月12日
表紙の写真
<表紙の写真------時の経つこと-----> 詩 中尾彰秀 詩人・ピアニスト・ヒーラー
時の経つことは
なぜこんなにも
美しいのだろう
時の経つことは
なぜこんなにも
哀しいのだろう
二十年前に写した
ママチャリ一台置かれる
田辺天神崎の納屋
今や跡形さえも消え失せ
草木がここぞとばかり成長して
どんな壁だった
どんな日の丸の絵だった
野鳥の歌
真昼の熱い風
ああ良かった
良かったのだ
形ある物はいつしか消え
私自身もいつしか消え
草木の肥やしになって
永遠の魂の環に
そして忘れてはならない
風は常にここから
新たな起源となって
吹くことを
中尾彰秀第22詩集「EARTHPOEMPROJECT-----風の起源-----」の表紙より
森羅通信の会出版 定価2000円 A5版 30篇 97頁 出版2014年11月
シンプルな奥深さは内なる世界に癒しを拡げる。自意識の泥沼のいわゆる
現代詩は過去のものである。生死超えた宇宙一体波動エネルギーに浄化
されましょうね。中尾彰秀は詩人ピアニストだけでなく写真家でもあった。
(購入法) 郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604 定価+送料なし
時の経つことは
なぜこんなにも
美しいのだろう
時の経つことは
なぜこんなにも
哀しいのだろう
二十年前に写した
ママチャリ一台置かれる
田辺天神崎の納屋
今や跡形さえも消え失せ
草木がここぞとばかり成長して
どんな壁だった
どんな日の丸の絵だった
野鳥の歌
真昼の熱い風
ああ良かった
良かったのだ
形ある物はいつしか消え
私自身もいつしか消え
草木の肥やしになって
永遠の魂の環に
そして忘れてはならない
風は常にここから
新たな起源となって
吹くことを
中尾彰秀第22詩集「EARTHPOEMPROJECT-----風の起源-----」の表紙より
森羅通信の会出版 定価2000円 A5版 30篇 97頁 出版2014年11月
シンプルな奥深さは内なる世界に癒しを拡げる。自意識の泥沼のいわゆる
現代詩は過去のものである。生死超えた宇宙一体波動エネルギーに浄化
されましょうね。中尾彰秀は詩人ピアニストだけでなく写真家でもあった。
(購入法) 郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604 定価+送料なし
Posted by nakao at
17:07
│Comments(0)
2014年11月12日
とある号外
<とある号外> 記 中尾彰秀 詩人・ピアニスト・ヒーラー
とある号外には
贅沢にも
スパッと「水琴家」
じゃじゃじゃーんと「らしくないところ」
ざわりざわりと「海鳴り」
三篇の詩を
それとなく載せた
号外とは
不思議な生物である
前提として
本号があり
悪魔で脇役だが
時に本号を食うも
大概その一紙は
外れ馬券の様に
くしゃくしゃにされ
風に乗る
阪神が優勝したり
エボラワクチンが出来たり
中東に平和が訪れたら
決まって駅前で配られる
聖なる号外
誰かがはにかみながら言った
あなたのこの号外は
後光が差している
世の政治は外道を走っていても
世界は捨てたものじゃない
しぶとく追加して
生きていこうよ
とある号外には
贅沢にも
スパッと「水琴家」
じゃじゃじゃーんと「らしくないところ」
ざわりざわりと「海鳴り」
三篇の詩を
それとなく載せた
号外とは
不思議な生物である
前提として
本号があり
悪魔で脇役だが
時に本号を食うも
大概その一紙は
外れ馬券の様に
くしゃくしゃにされ
風に乗る
阪神が優勝したり
エボラワクチンが出来たり
中東に平和が訪れたら
決まって駅前で配られる
聖なる号外
誰かがはにかみながら言った
あなたのこの号外は
後光が差している
世の政治は外道を走っていても
世界は捨てたものじゃない
しぶとく追加して
生きていこうよ
Posted by nakao at
16:34
│Comments(0)
2014年11月12日
頬に一滴
<頬に一滴> 詩 中尾彰秀 詩人・ピアニスト・ヒーラー
男なら
一生に数回あるはず
着水の勢い余って
頬に一滴
お戻りする幸せ
出所に瞬時還るや秋の尿
男なら
一生に数回あるはず
着水の勢い余って
頬に一滴
お戻りする幸せ
出所に瞬時還るや秋の尿
Posted by nakao at
16:18
│Comments(0)