2014年06月02日

ひかりの美味

<ひかりの美味> 詩 中尾彰秀               詩人・ピアニスト・ヒーラー

 癒しを踏まえた大仕事
 終えれば
 帰りの電車は満員 
 皆が皆疲れているはずなのに
 なぜかしら
 くっきりとした輪郭
 老若男女百数十人の存在が
 平等に浮き彫りにされる
 
 内闇を浄化した
 冥土の土産 
 一人一人はどんな土産持って
 家に帰るのだろう
 世界はまだ捨てたものじゃない
 写真家時代は
 眼の色変えて写しまくった
 黄金の時間帯は健在だ

 地球を熱してくれた太陽が
 お休みする直前のひかりの美味(うまい)
 ありがとう  


Posted by nakao at 16:38Comments(0)