2014年06月09日
大根の真実
<大根の真実> 記 中尾彰秀 詩人・ピアニスト・ヒーラー
「静かな背ビレ」 中尾彰秀第20詩集 2010年 森羅通信の会出版 A5版 82ページ 27篇
オレンジ色の表紙に手描きの日の出のシンプルな絵 定価1500円
五行詩の試みは楽しい。
短歌より少し長く
早く言えば短詩である。
この詩集においては
「五行一宙」の五篇の五行詩の一つが
「大根の真実」。
得てして詩は
長くなってしまい勝ちであるが
誰にでも理解してもらう
という意気込みが
そうさせている。
その理由は
金儲けだ。
そして質を
落としてしまっている。
小説じゃあるまいし
皆に解らせる必要は
ないと悟るべし。
きゅきゅっと五行で
決める
作者自身
解る解らぬの
すれすれの
境地に立ちながら。
「大根の真実」
<哀しいか美しいかせり上がる大根 月より発射され地球に着地した強者
マジにそれを歌う詩集「呼吸のソムリエ」 あながち嘘八百ではない
月にあるではないか幾つもの発射穴>
(購入法) 郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604 定価1500円+送料なし
「静かな背ビレ」 中尾彰秀第20詩集 2010年 森羅通信の会出版 A5版 82ページ 27篇
オレンジ色の表紙に手描きの日の出のシンプルな絵 定価1500円
五行詩の試みは楽しい。
短歌より少し長く
早く言えば短詩である。
この詩集においては
「五行一宙」の五篇の五行詩の一つが
「大根の真実」。
得てして詩は
長くなってしまい勝ちであるが
誰にでも理解してもらう
という意気込みが
そうさせている。
その理由は
金儲けだ。
そして質を
落としてしまっている。
小説じゃあるまいし
皆に解らせる必要は
ないと悟るべし。
きゅきゅっと五行で
決める
作者自身
解る解らぬの
すれすれの
境地に立ちながら。
「大根の真実」
<哀しいか美しいかせり上がる大根 月より発射され地球に着地した強者
マジにそれを歌う詩集「呼吸のソムリエ」 あながち嘘八百ではない
月にあるではないか幾つもの発射穴>
(購入法) 郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604 定価1500円+送料なし
Posted by nakao at
17:18
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2014年06月09日
津坂治男新詩集
<津坂治男新詩集> 記 中尾彰秀 詩人・ピアニスト・ヒーラー
世界を至福にする百の詩集(87)
「従容」 津坂治男詩集 土曜美術社 2014年 定価1700円+税 A5版 48頁 25篇
戦争を体験した世帯は
現代の食溢れる環境を贅沢と思う様だ。
しかし、都会に住み基本的な知識のある若い世帯は
ほとんど埋め尽くされた輸入食品の劣悪さに驚き
閉口している。例えば遺伝子操作された食品。
小麦粉などにせよ明らかに発がん性があり、
もしも選ぶことができれば誰も選ばないしろもの。
正確に言えば、遺伝子操作された食品を輸入禁止した
ヨーロッパの某国は、そのとたん、癌患者が減ってしまった。
これは明らかに、明らかなこと。
要するに、現代は食の量は多いものの、質があかんということ。
TPPでますます危険になるのだ。
大地震は老若男女一切合財に影響を与えるが。
そして、自然を愛することに基ずいた平和心も
祈りとして継続する我々である。
「ハルコガネバナ」
<枯れ枝のような茶色い腕から グーと突き出したこぶし いくつも 垣根の赤いサザンカの
の火種を じっと受け止め ふくらいでいく窓辺の山菜萸
2月の末から3月にかけ 黄色い花がびっしり開く 黄金の陸奥とうたわれた 地震・津波から
年掛けて立ち上がった 町町や海辺にこの匂いとどけと
・・・・・・・・・・海にかくれて実った 数えきれない思いの様に・・・・・
僕の生まれた家と隣の子との境に 毎年実っていたグミの実は
空からの憎い火に焼かれたが 今は祈りとして心に灯る・・・>
世界を至福にする百の詩集(87)
「従容」 津坂治男詩集 土曜美術社 2014年 定価1700円+税 A5版 48頁 25篇
戦争を体験した世帯は
現代の食溢れる環境を贅沢と思う様だ。
しかし、都会に住み基本的な知識のある若い世帯は
ほとんど埋め尽くされた輸入食品の劣悪さに驚き
閉口している。例えば遺伝子操作された食品。
小麦粉などにせよ明らかに発がん性があり、
もしも選ぶことができれば誰も選ばないしろもの。
正確に言えば、遺伝子操作された食品を輸入禁止した
ヨーロッパの某国は、そのとたん、癌患者が減ってしまった。
これは明らかに、明らかなこと。
要するに、現代は食の量は多いものの、質があかんということ。
TPPでますます危険になるのだ。
大地震は老若男女一切合財に影響を与えるが。
そして、自然を愛することに基ずいた平和心も
祈りとして継続する我々である。
「ハルコガネバナ」
<枯れ枝のような茶色い腕から グーと突き出したこぶし いくつも 垣根の赤いサザンカの
の火種を じっと受け止め ふくらいでいく窓辺の山菜萸
2月の末から3月にかけ 黄色い花がびっしり開く 黄金の陸奥とうたわれた 地震・津波から
年掛けて立ち上がった 町町や海辺にこの匂いとどけと
・・・・・・・・・・海にかくれて実った 数えきれない思いの様に・・・・・
僕の生まれた家と隣の子との境に 毎年実っていたグミの実は
空からの憎い火に焼かれたが 今は祈りとして心に灯る・・・>
Posted by nakao at
16:51
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