2014年06月16日

PO2014夏号

<PO2014夏号> 記 中尾彰秀              詩人・ピアニスト・ヒーラー

 世界を至福にする百の詩集(92)

 「PO」2014夏 153号 2014年 800円+税 竹林館

      今回は詩誌特集が組まれている
      52の個人誌とグループ詩
      
      ここはこんな傾向と言わんばかりの
      御定番ならず
      あれまという感じの
      不思議さを持つものの発見

      一つでも二つでも
      それがあれば読者の収穫というもの
      箱から飛び出した創造
      発見と共感は
      いつの時代でも楽しいものだ  


Posted by nakao at 17:27Comments(0)

2014年06月16日

愛称

<愛称> 詩 中尾彰秀                詩人・ピアニスト・ヒーラー

 それが誰であるか
 明かす訳にいかない
 
 愛称

 人間に限らない
 愛称を持つだけ
 個性があるということ
 本人は知らないが
 まれに
 本人が名乗ったりはする

 せっかくいい芸名でも
 薬と女に溺れる御方もいる
 もしも本当に素晴らしい芸術であれば
 そんなことは起こらない

 あなたも私も
 何がしかの
 愛称をつけられ
 背を指差されているかも
 時たま背中が痒くなるのは 
 きっとそのせいだ

 Xメン
 クロちゃん
 いったりきたり
 すなかけ
 フリオ
 トトロ
 アキバ
 たきぎ
 うーちゃん
 アロー
 ハンサムワンちゃん
 遠吠え
 噂の美人

  


Posted by nakao at 17:04Comments(0)

2014年06月16日

金魚のメールアドレス

<金魚のメールアドレス> 記 中尾彰秀               詩人・ピアニスト・ヒーラー

 世界を至福にする百の詩集(91)

 「金魚のメールアドレス」 田中宏和詩集 白地社 2007年 1800円 38篇 127頁 A5版

       「おとずれる」

   <うつくしいおとがきこえてくる。
    どこからともなく
    うつくしいおとがきこえてくる。

    おとずれる。

    はるか天空のかなたから、
    うつくしいおとが如来の羽衣の裾に乗って
    おとずれる。

    うつくしいおとがきこえてくる。
    無窮の根源の根源から、
    うつくしいおとがきこえてくる。

    おとずれる。

    ・・・・・・・
    ・・・・・・・

    -------さらさらさらさらさら---------->

   既成の過去に出来た
   音楽をコピー再現する
   一般の音楽は
   お習い程度。
   音楽は本来
   天から天降るものだ。
   それがインプロヴィゼイション

   そして詩と音楽は
   等しく素晴らしい。  


Posted by nakao at 16:49Comments(0)