2015年02月16日

漢字の生声

<漢字の生声> 詩 中尾彰秀             詩人・ピアニスト・ヒーラー

 米がいくつもいくつも
 道に
 この米は
 どこの畑の誰の
 
 迷うという
 漢字の意味

 固いが
 甘酸い風景隠し持つ
 米一つ
 鼠が早いか
 猫が早いか

 そう言えば
 道に生首が
 転がっている所から
 道の漢字は
 出来た
 未知を抱きつつ

 漢字の出来た時代
 社会は不平等だが
 深く恐ろしくふくよかで豊かな
 古代と言う源を
 忘れるなよ
 漢字の生声である

   


Posted by nakao at 17:12Comments(0)