2015年04月07日

口刺し

<口刺し> 詩 中尾彰秀              詩人・ピアニスト・ヒーラー

 例え的外れであろうと
 しっかり口刺しされる
 そんな詩がいい

 油断だらけの
 隙だらけの
 無防備の
 それでいてしっかりと
 自らのテーマのある

 読者に考えさせる

 場合によっては
 詩人をはく奪され
 時に笑い飛ばされ
 怒られまくり
 
 それでいてしっかりと
 自らのテーマのある

 ねちこく説明する
 小説のごとき詩の多い昨今
 本当の詩を
 指し示すために

 2014年に出版した
 中尾彰秀第22詩集
 「EARTHPOEMPROJECT----風の起源----」
 森羅通信の会出版 定価2000円
 の失敗は唯一
 解らす為にひっ付けた
 プロフィールとはしがき
 本体の詩だけでよいものを

 購入法 郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604
              定価+送料なし  


Posted by nakao at 16:57Comments(0)

2015年04月07日

来る人去る人

<来る人去る人> 詩 中尾彰秀                詩人・ピアニスト・ヒーラー

 滅多にない暇の
 暇つぶしに
 BGMに古いジャズをかけながら
 住所氏名名簿を
 整理していると
 すすっと風が吹いて
 来る人と去る人のあることに気付く

 元気であろうと
 病気持ちであろうと
 来る人は来る人だ

 一筋縄でいかないのは去る人

 元気であっても
 多忙の由来れぬ人
 病に倒れ来れぬ人
 住所をあの世に変え
 零体でしか来れぬ人
 興味が変わり
 別のことに励む人

 今あらためて思う
 シェーンカムバック
 去ることが
 果てしなく哀しく悲しく寂しいのは
 かくも去るとは
 多種多様であるが故

 私が私を去るのは
 永遠にないが
 私が私の神よりの借りものである
 肉体を去る時
 せめて一時間前に
 十人の愛人に
 涅槃で待っている
 お別れの電話しよう  


Posted by nakao at 16:36Comments(0)