2010年09月07日

豊かなカラッポ

<豊かなカラッポ>  詩 中尾彰秀    詩人・ピアニスト・ヒーラー

  さあ みんなで
  カラッポになろう
  カラッポになって
  カッポレ踊ろう

  ピアノで言うなれば
  音と音の狭間の風のそよぎ
  調整しとかなあかんで―

  ふっと一息つく時の
  呼吸の深さ
  鳥の言葉発見して
  鳥と対話する

  感動・感情・情熱・熱血・根性・欲望パワー
  そんなもん捨ててまいなはれ
  きっちり捨てて
  むしろ何でもある静かな心の奥に
  見るのです
  現代人の忘れている最も大切な
  た ま し い

       「駐車場」

<ツイ―――――――――――――――――ーーーーーーー
 まるで呼吸するかのように 出たり入ったり 入ったり出たり
 そのままの姿で 数日止まったり 運転と言う形態で人間が
 舞うと言う形態で鳥が ボール投げと言う形態で少年が
 散歩と言う形態で犬が猫が私が

 さらに上空 雲 天才が絵を描き もっと上空 飛行機 UFО
 ホーほーほー
 もっともっと上空 星も銀河も静けさ三昧

 ツイーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 それら一切 掌中にしているカラッポ まぎれもない駐車場だ>

     中尾彰秀第12詩集「呼吸のソムリエ」より
     竹林館 定価3000円+税 平成12年出版
           A5版 30篇 108頁
     日の出の絵が光り輝く、癒しエネルギー溢れる詩集。
     10年前既に、波動の詩を書いていた歴史的詩集。
     2点の写真は、人間のド迫力と美しさが如立。

(購入法) 郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604
                定価3000円+送料200円

  


Posted by nakao at 16:39Comments(0)芸術