2011年02月27日

NIGHTDANCE

<NIGHTDANCE> 記 中尾彰秀           詩人・ピアニスト・ヒーラー

 とてつもなく柔らかい旋律は
 とうに忘れた
 我々のふるさとを
 十兆億細胞の奥襞の
 こじんまりした休息地に着火させる

 降り注ぐ
 ひとつひとつの
 前例のないピアノ音
 透明のように美しく哀しく濁った
 振り返ることに飽きて
 きっぱりと吹く風の
 腹綿にある過去未来現在
 重力の百倍の浮力
 浮力の千倍の想念
 底なしの喜びに打ち震えるのは
 あなたをあなたたらしめる源----------空だろうか
 私を私たらしめる源----------海だろうか
 かつて身に覚えある
 この世への出自の瞬間懐に
 あの世へのおさらばの瞬間ポケットに
 とてつもなく深い呼吸伴い
 自らの体貪りながら夜の蝶と踊る

 2分50秒 ソロ
 ピアノ ペトロフ (チェコの古典的名器)
 2004年 イン タオハウス
 収録 中尾彰秀ピアノインプロヴィゼイションCD
     「ANGELGARDEN」 70分 13曲

(購入法) 郵便振替 森羅通信の会 00940-4-29604
               定価1000円+送料200円  


Posted by nakao at 16:35Comments(0)芸術

2011年02月27日

森羅通信

<森羅通信>  記 中尾彰秀          詩人・ピアニスト・ヒーラー

 もしも見ず知らずの人がこれを読んだら

 シーラカンスシーラシーラ笑う
 いまだに手書き

 ヘタうまの絵は自らご満悦
 
 作者は詩人でピアニスト

 真実なる社会批判を隠し持つ

 これも詩誌

 詩言葉の背後に内宇宙

 自意識を超えた波動が押し寄せ

 146号とはよく続くもの

 普遍性を保ちつつ
 テーマはいつも刺激的
 学校教育に取り入れたい

 たかが詩誌されど詩誌
 森羅通信  


Posted by nakao at 15:59Comments(0)芸術